ドラゴンラン２０１９
２０１９サーフスキーワールドシリーズの国際大会で
日本人歴代１位のタイムとTOP２０入りすることができました！
potby naomi
リザルトはこちら
（リザルト写真）
今回も去年と同じヨットハーバーからのスタート
去年はアジア選手権に出場したので
ドラゴンランに出場するのは２年ぶりで
新しいスタート地点から漕ぐのは今回が初めて
距離が1キロ弱短くなったのでいいタイムが出せるかもと期待はしていましたが
あまり勝ち負けやタイムを意識しすぎると良くないというのは
この１０年でたくさん学んだので
とにかく楽しむことと目の前にある波や
今自分が置かれている現状を楽しむことだけに集中しました。
当日の海のコンディションは風速１０mの風とうねりが２−３mの予報が出ていて
遠くで発生している台風の風が回り込んできたので予報よりも
実際は荒れていたと思います。
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ドラゴンランのコースはモロカイの様な楽しいDWだけではなく
スタートして5キロ弱はアップウインドとサイドウインドがあります
ここでいつも腕が力みすぎて張ってしまったり
腕が張るのが怖くてスロースタートしてしまったり。。
色々悔しい思いをした海域でもあったので
今年はアップウインドの練習もたくさん入れて
乳酸に打ち勝つフォームを研究して
挑みました。
その甲斐もあって
スタートから大きく漕ぐことができて周りについて行くことができました。
漕いでいるときに心がけたのが
周りの選手に意識が行きそうになったら
『今！！今！！今に集中』と心で叫んで自分自身と向き合うように
心がけました。
途中まで一緒に漕いだチャットさん
同じアジア選手権で切磋琢磨したスリランカのパドラーです！
ナインピンという沖合の島を通過したら
１００人近くいた選手たちもうねりの中で見えなくなり
さっきまでの風の音が一瞬で消えて静寂の中波を切り裂く音に。
追い風になると背中から風を受けるので風を感じなくなります。
追い風になっても波に乗れないとうねりと風に翻弄されて全く進まなくなるし
波においていかれるとバランスも悪くなるので
うねりの中で漕ぐ技術と波に乗る感覚が必要になってきます。
四方八方からいろんなうねりがやってきます
風は確かに後ろからですが、台風のうねりが左から壁のようにやってきて
昨日までの北から吹いていた風でできたうねりが右から前から
大型タンカーが行き交うので前からくるタンカーを避けたり
世界中で行われているサーフスキーのレースの中で３本の指に入る
難しい海域だと思います
楽しめるようになれたのも色々な海を経験積んで挑んだ先に
心から楽しめたんだと思います（＾＾）
今年はモロカイの経験や
奄美大島の風の中で練習をした成果を発揮することができて心から楽しめました。
でも身体は正直です。。
普段の練習では発揮できていないハイペースで漕いでいるので
１時間ほどで筋肉が攣り始めてきます。
攣りはじめることも想定して電解質を含んだShotzのパウダーを
１.５リットルの水の中に６本入れて
Shotzのカフェイン入りジェルをスタート前に摂って
３０分おきに補給ジェルを補給して漕いでいたのですが
ラスト5キロ付近でジェルを補給するために握った手が開かなくなって
パドルのシャフトに指を引っ掛けて一本ずつ伸ばしました。。
これには正直焦りました。。
一瞬最悪な状況が脳裏を横切るけど
こまめに水分も飲みながら
その状況ですら楽しむことを心がけて
今！今！今に集中と心で叫びながら
GPSでライブ中継されていたので日本で応援してもらえているという
気持ちも後押しして最後の最後までペースを落とすことなく
全力で漕ぎ抜くことができました（＾＾）
今年の４月に全日本選手権で代表落ちしたのも
今思うといい経験になったと思います。
過去は変えることができる
起きてしまった出来事は変えれないけど
今年モロカイや香港に挑戦したおかげで
失敗ではなく素晴らしい経験になりました！
二度と来ない今というかけがえのない時間を
一生懸命生き抜きたいな！
母親の死を経験して
身体と時間を大切にしなさいと教えてくれたような気がします！
そしてずっと応援してくれてありがとうございます！
デモなど治安が心配されていましたが、海はとても穏やかで
大きく香港の海も心地よかったです。
今回はハワイアンチームも来ていて
モロカイチャレンジなどを主催しているkanakaikaikaのJiMとも再会
みんながそれぞれの祈りを捧げて漕いでいたんだと思います。
今までもここからも今できることを考えながら
奄美の冬を楽しみたいと思います！
よし！DWの季節がやってきます！
冬の奄美に遊びにきてください（＾＾）
一緒に漕ぎましょう～！
Oceannnn!!!
